プロジェクト本文
はじめまして。ご覧いただき誠にありがとうございます。
運命的な出会いで私の家族になった2020年6月8日生まれのラグドールの愛猫サウナですが、生後6か月目に致死率99.9%の難病である‟猫伝染性腹膜炎(FIP)”を発症し、現在闘病中です。
かかりつけ医から、「今の日本ではFIP治療は確立されておらず、体力の続く限り延命治療を行い最期を看取るしかない」という死の宣告を受け、絶望していました。
そんな中、2019年に開発された新薬(以下M薬)を84日間投与することでFIPが寛解するという情報にたどり着きました。しかし、日本において未認可の薬となるため保険適用外であり、サウナの重症度と体重から算出した薬代は100万円前後の見込みとなり厳しい現実を突きつけられました。
コロナ禍の影響もあり先も見えず厳しい経済状況であることも重なり諦めることも考えましたが、延命治療を行う中、苦しそうに日に日に弱っていく姿を見ることがどうしてもできず、大切な家族であるサウナを救うことを決断しました。
そこでお願いです。
大切な家族であるサウナをFIPから救う手助けをして頂けないでしょうか?
それと併せて、このプロジェクトを通して今FIPと闘う猫ちゃんや、今後FIP発症で私のように絶望の淵に立たされる飼い主さんにとって、少しでも希望となれる活動にしていけたらと思っております。
少しでも最後まで目を通して頂けますと幸いです。
このプロジェクトで実現したいこと
1日1回投薬が必要なM薬は重症度と体重からその日の投薬量が決まります。
サウナの場合、ドライ型のFIPとの診断で1日で体重1㎏あたり130㎎の投薬が必要となります。お薬の価格は100㎎あたり2,500円です。初回の領収書の写真を添付します。
M薬の総量は2.5㎏のサウナに必要な投薬量350㎎ ×17日分に、成長過程で投薬量が増えた時のための予備50㎎ × 20個の合計6,950㎎で金額が173,750円でした。(100㎎ =2,500円)
ラグドールは猫種の中でも最大級の大型猫であるため、順調に回復し体重が戻れば投薬終了時である生後9か月の一般的な体重は5~6㎏前後となる見込みです。
投薬開始時の体重が2.5㎏で、治療が順調に進みコンスタントに体重が増え最終的に5㎏となることを想定した表とグラフが以下の通りになります。
表は投与日数と線形的に体重が2.5→5.0㎏に増加した場合のM薬の必要量と費用を表しています。黄色のセルは投薬量が増える予定日となります。グラフは体重増加に伴う費用を表しています。
M薬は最小単位が50㎎のカプセルのため、体重が2.7㎏~3.1㎏で400㎎(1日辺り10,000円),3.1㎏~3.5㎏で450㎎(1日辺り11,250円)など、段階的に50㎎ずつ投薬量が増えていきます。
これより、84日間のM薬代がおおよそ1,075,000円であると算出しました。
実際には診察費や検査費、また遠方の協力病院への通院など様々な費用がかかりますが、M薬代のみご支援いただきたいと思っております。また、体重の増加具合によりM薬代がさらに必要になる可能性がありますが、その場合は自費で頑張りたいと思います。
もともとサウナを迎えるにあたり準備しておいた貯蓄や、家族や近しい友人からのサポートもありましたが、どうしても捻出できない35万円(差し引かれる手数料を含む)を目標金額に設定させていただきました。
図々しいお願いであることは承知しておりますし、厳しいご意見もあるかとは思いますが、
大切な家族であるサウナを救いたいという気持ちに勝る想いは無く、ご支援を募る決断をいたしました。何卒ご協力をお願いします。
プロジェクトをやろうと思った理由
サウナがFIPを発症し絶望していた中、必死に情報を集めていくうちにFIPが寛解した情報や、クラウドファンディングを成功させ愛猫を救った情報にとても勇気付けられました。
このような前例がなければ私は前に進むことができなかったと思います。
サウナの闘病記録や募金活動を行うことで、これからFIPと闘う方々にとって少しでも希望となれることを信じ、プロジェクトの実行を決断いたしました。
猫を飼うのが初めての私がFIPという死の病を知ったのは、サウナを引き取ったときに説明を受けた死補償というものでした。
「FIPを発症したらまず助からない」 「引き渡し後1年以内にFIPを発症し死んでしまったら同価格の個体を再度受け取れる」という内容でした。サウナがうちにきて3ヶ月後、FIPを発症してしまったときにかかりつけ医に助からないと説明を受け、死補償のことを思い出しました。
「ああ…もうサウナは助からないんだ」と絶望していた中で、何気なくSNSで愛猫がFIPを発症したかもしれないと発信したとき、ありがたいことに数名の方から「M薬でFIPは治せる」というメッセージを頂き、友達の獣医師さんからもM薬を処方できる獣医師の友人を紹介できると連絡を頂けました。
このきっかけが無かったら、かかりつけ医や販売主からの説明を受け入れ、治療をせずに最期を看取るしかなかったと思います。
2019年に発表されたM薬による治療法は、まだまだその情報にたどり着ける方は少ないと思います。しかし、例えその情報にたどり着いたとしても高額な投薬費という高いハードルがあります。死補償はFIP治療を諦めさせる悪い方向に作用しかねないと感じました。私自身も、高額治療費に頭を悩ませ死補償があるなら諦めようか、と考えてしまった時期もありました。
そんな時に、FIPの闘病記録やクラウドファンディングで資金を募る活動を見て、治療をしてサウナを救おうという決断ができました。今の日本ではこのような状況であるため、FIPと診断された時点でただ死を迎える運命となってしまう猫は沢山います。
FIPから猫を救えるならば救う世の中にしていった方が良いに決まっています。
せめてM薬やこれに代わるFIP治療薬が認可され、適正な価格で世に出回るまでは高額治療費という高いハードルを越えていける希望を与えて頂けないでしょうか?
この頂いた希望が次のFIPを発症した猫たちを救う希望となると信じています。
これまでの活動
■ 12月14日(月)
鼻水とくしゃみが気になり、近所のかかりつけのクリニックへ受診⇒猫風邪と診断され抗生物質(ビクタス1週間分)を処方してもらう
■ 12月17日(木)
抗生物質を服用しているものの、くしゃみと鼻水が治まらない上、鼻血を出すようになった。
食用減退も出てきたため再受診。まずはX線検査、血液検査を実施。X線検査は問題なし。
血液検査から極度の貧血、体内の炎症度合いを表すSAAの数値が高いことが明らかになった。
この結果を踏まえ、ダニなどが原因となって起こる貧血の可能性とFIPの可能性を疑いRealPCTM検査とFCoV抗体価の検査を行った。これらの結果は後日分かるとのことで、その日はインターフェロンを注射してもらい食欲促進剤を飲ませてもらった。残念ながら食欲促進剤の効果はなし。
■ 12月19日(土)
FCoV抗体価 の検査結果の確認で受診し、1600倍と診断された。併せてRealPCTM検査は全項目マイナスだったため、貧血の原因はFIPによるものが濃厚となった。この日もインターフェロンを注射してもらった。また、抗生物質が切れる12月21日に再度受診するよう指示された。この日までに食欲はほとんどなくなり、一日の必要摂取量の1/4以下となり、エネルギーチュールやカロリーエースなどの高カロリー食を調達し、何とか生き延びてもらう形となっていった。
■ 12月21日(月)
抗生物質ビクタスの効果が全くないことを報告した。普通の猫風邪ならここまで治らないことはまずないとのことで、FIPもしくは重大な基礎疾患がある以外は考えられないと施設の整った大きな病院に切り替えることを勧められる。この日は抗生物質のアジスロマイシンを処方してもらい、インターフェロンを注射してもらった。
■ 12月23日(水)
子猫の診察が他の病院よりも多いと勧められた大きい病院で受診した。これまでの経緯と持参した検査結果を説明し、やはりFIP濃厚とのことで再度X線検査と血液検査、FCoV抗体価検査、蛋白分画検査を実施した。X線検査は問題なし。血液検査では極度の貧血、A/G比が0.3という結果から、ドライ型のFIPで80%以上確定でよいだろうと診断された。蛋白分画検査結果からほぼ断定できるとの説明を受けるが、結果が出るのが12月28日(月)とのことでM薬を検討するなら早急に協力病院に連絡を入れておいた方が良いとアドバイスを受けた。
■ 12月24日(木)
友人の獣医師から紹介して頂いたM薬での治療が可能な獣医師さんに連絡を入れ、M薬による治療を依頼した。12月26日(土)に診察をお願いすることとなった。
■ 12月26日(土)
血液検査を実施し、貧血の数値が前回よりも悪化しA/G比も悪いままであったことや、23日に受診した病院に電話し蛋白分画検査を聞いた際にγ-グロブリンの数値が異常であったことから、ドライ型のFIPとのことでM薬の処方が決定した。
■ 2021年1月10日(日)
M薬 投与日数15日目
定期健診にて血液検査とエコー検査を実施した。
エコー検査は異常なし。貧血の数値は改善が見られたが、正常値まで戻っていない。
A/G比も多少改善が見られたが、正常値まではまだまだ遠い。
【前回との数値比較】
・貧血の数値 MCV:31.9 ⇒ 35.8(目標値 40)
・A/G比:0.30 ⇒ 0.41(目標値 0.7)
資金の使い道
全額サウナのM薬代に充てさせていただきます。
実施スケジュール
FIPは早急な治療開始が寛解において重要であることが説明されたため、12月26日からM薬投与の治療を始めています。投薬状況や、血液検査などの結果、そして出資明細などは活動報告、サウナのInstagramアカウントにて随時ご報告させていただきます。Instagram:@sauna0608(https://www.instagram.com/sauna0608/)
最後に
コロナ禍で大変な状況での大変心苦しいお願いではありますが、
どうしてもサウナを救いたい気持ちに勝る想いは無く、少しでもご支援にご協力いただけますと幸いです。
また、これからFIP治療を検討していく方々にとって少しでも希望になれるような活動となることを切に願っております。FIP治療が気軽に受けられる時代になりますように。
※すべてのFIPの猫にM薬が有効であるという宣伝をするものではありません。
※万が一、治療期間中に亡くなってしまった場合でも、返金は致しかねます。またその場合は、資金をこれまでの治療費・検査費・餌代等にあてさせていただきます。