プロジェクト本文
【追記】11月30日の診察でFIP治療期間の延長が決まりました。
はじめまして、ピノの家族の都築と申します。
2021年06月23日、ブリーダー(繁殖業者)による多頭飼育崩壊現場からピノを保護しました。
見た目の小ささとは違い病院では生後6ヶ月と言われました。栄養失調で発育不良のうえ、さまざまな病気を患っており、その治療の最中に致死率ほぼ100%のFIP(猫伝染性腹膜炎)を発症してしまいました。
FIPの治療をしている病院にて、かなり高額になるものの、海外のGSと呼ばれる注射薬で治療できるとのこと。
藁をも掴む気持ちで、すぐに治療を開始してもらいました。
しかし高額な投薬費用に加え、ピノの場合は体調を整えるために点滴も必要で、治療費が合計で56万ほどかかります。
多頭飼育崩壊現場より保護してからFIP発症以前の治療費でも10万円以上かかっており、本来なら飼い主の私が責任を持ち、全てを補わないといけないのですが、今後かかる治療費を捻出することが難しく自分達だけでは治療が継続できません。
ピノは大切な家族です。ピノのいない生活なんて考えられません。大人に成長し幸せになって、ずっと一緒にいたいです。
本当に勝手なお願いですが、どうか皆様のご支援ご協力をお願い致します。
プロジェクトの目標・実現したいこと
GSの投与により、ピノを寛解まで治療したいです。
過酷な多頭飼育崩壊現場から保護し、ずっと治療を頑張ってきたピノ。
数々の虫も駆除でき、あと少しで元気になって幸せになれると思っていた矢先、突然の余命宣告に絶望しました。
鳴き声が出ない子だと思っていましたが、FIPの治療を開始して、初めて熱が下がり、かわいい鳴き声を聞かせてくれました。
この子を絶対に幸せにしたいです!
治療費はGS注射、ビタミン注射、点滴、検査など含め56万ほど、治療後も必要な金額が5万円ほどかかります。
今回我が家でFIP治療費と、治療完了後のワクチン・避妊手術費として25万用意できます。子供が3人おり、いろいろ工面しましたがこの金額が限界です。
また、多頭飼育崩壊の時にボランティアの代表者様が治療費等で寄付金を募っていましたが、私はいただいておりません。
以上のような理由にて、あにファン手数料を含め目標金額を40万とさせて頂きました。
ピノの命を繋ぐため、皆様の温かいご支援お力添えをよろしくお願いいたします。
●猫伝染性腹膜炎(FIP)とは
多くは1歳未満の子猫で発症します。
原因となるのは、「猫伝染性腹膜炎ウイルス」というウイルスで、「猫腸コロナウイルス」が変異を起こして強毒化したものです。発症は、2種類のタイプが存在します。
・ウェットタイプ
ウェットタイプは、胸膜や腹膜などの内臓を覆う膜に炎症が起きる「胸膜炎」や「腹膜炎」と、血管炎を特徴とします。これにより、腹水、胸水、心嚢水、陰嚢水が貯留します。胸水の貯留により、呼吸がしにくく苦しくなることがあります。
・ドライタイプ
ドライタイプは、いろいろな臓器に肉芽腫を作るのが特徴です。肝臓に肉芽腫が作られると、肝機能が低下します。腎臓に肉芽腫を作ったり、糸球体腎炎を起こしたりすることで、腎機能の低下や腎腫大を引き起こします。眼にぶどう膜炎を引き起こしたり、脳に炎症を起こし、神経症状を生じさせることもあります。
ピノはかなり進行が早いドライタイプを発症しています。
9月10日ではケージの3段まで登れていましたが、9月12日の時点で、すでに寝たきりになり、一番症状の重い神経症状が出ていました。
また腹部エコーではリンパがものすごく腫れていて、左眼はぶどう膜炎を引き起こし、瞳孔が右目よりもすこし小さいです。
出来る限り早く対応する必要があった為、既に投与を開始しています。
寛解まで投与を続けられるよう、どうか皆様の暖かいご支援をお願い致します。
このプロジェクトを立ち上げた理由
ピノはとても劣悪な環境にて生まれ、多数の猫と同じスペースで生活していました。
全体で325匹。悪臭が漂う典型的な多頭崩壊現場になっていた。寄生虫がまん延し、下痢など体調の悪い猫も多かった。そんな環境で子猫が生まれ、2週間で20匹以上が死んだという。
東愛知新聞09月03日(金)より
ここから保護された子でFIPを発症した子が複数います。
保護した時からFIPを発症するまでずっと、発熱、貧血があり、体重もなかなか増えませんでした。
ピノを幸せにしてあげたい。願いはそれだけです。
保護からの治療経過、FIP治療開始
ブリーダー(繁殖業者)による多頭飼育崩壊のニュースを見て、清掃ボランティアとして参加していました。
あまりにも劣悪な環境で1匹でも救いたいと思い、体が小さく目に元気がないピノを連れて帰りました。
2021/06/23 保護当時
生後6〜8ヶ月、体重2.3kg
栄養失調のピノ。
FIPの原因であるコロナウィルス陽性。
お腹には複数の虫、目にはクラミジア。
同じフロアの猫からコクシジウムも検出されていたため、検査より前に治療しています。
ずっと治療して苦い薬も頑張って飲んでくれて、餌も頑張って食べて少しずつ体重が増えていましたが、8/19を境にまた体重が減ってきてしまいました。
2021/9/1
この頃までは、治療中でも元気な姿を見せてくれていました。
2021/9/9
それまでは体をこすりながらゴロゴロ言いながら寄ってきていたのですが、私を含め家族に寄って来なくなりました。
2021/9/10
ケージの3段まで登れるので、健康に問題があるのではなく、ただ薬が嫌になって避けているのかと思っていました。
2021/9/11 午前中
食欲が無くなり、少しフラフラしている症状に気付いて病院へ。
血液検査をしました。結果は後日。
2021/9/11 午後
だんだん立てなくなり、前足は突っ張ったまま動かせない様子で再び病院へ。
「おそらくFIPで、残念ながら亡くなる子がほとんどです」と言われ、涙が止まりませんでした。
2021/9/12 午前
自力では起き上がれなくなりました。
ピノの場合、最も重たい神経症状が出てしまい、病状悪化の進行がとても早かったです。
午前中にかかりつけの病院にて、延命治療を行いました。
2021/9/12 午後
FIPの治療をしている病院へ駆け込みました。
治療薬はかなり高額になるが海外の薬で治療できるとのこと。
藁をも掴む気持ちで、すぐに治療を開始してもらいました。
FIPを疑ってから最初の血液検査結果と、主治医による診断証明書です。
【治療のスケジュール】
2021.09.12 GS投与開始
2021.12.4 GS投与終了
2021.12.5〜2022.03.4 経過観察期間
再発がなければ治療完了
寝たきりにまでなってしまったピノですが、幸い歩けるようになりました。(全体の力が以前より弱いです)
10月17日治療中に再発してしまい再び寝たきりになっていしまいましたが、また回復してくれました。
毎日注射の時には悲鳴を上げながら、本当に頑張ってくれています。
ご支援金の使い道
ご支援金は、手数料等を差し引いた全額をピノの治療費に充てさせていただきます。
GS投与費用
●病院でのGS投与
9月12日~10月8日
2,750円×27日+1,430円=75,680円
●自宅でのGS投与
GS 10ml/本 18,150円
アルコール綿、シリンジ、針 1日186円(10月30日~1日191円)
たとえば1日1ml投与する場合、10ml入った瓶から10回分を取るのは難しく、1本あたり8.8回として計算します。
(投与が私ではなく、先生でも10回分取るのは難しいと言われました)
・10月9日〜10月17日(8日間)
1日1ml、1瓶で約8.8回分
2,249円×8日=17,992円
・10月18日〜10月21日(4日間)
1日2ml、1瓶で約4.5回分
※体重減少、食欲不振、発熱、神経症状の再発が見られた為、GSを2倍の量に増やしました。
4,219円×4日=16,876円
・10月22日〜10月29日(8日間)
1日2.2ml、1瓶で約4回分
4,724円×8日=37,792円
・10月30日〜11月15日(17日間)
1日2.4ml、1瓶で約3.7回分
5,096円×17日=86,632円
・11月16日〜11月30日(14日間)
1日2.5ml、1瓶で約3.5回分
5,377円×14日=75,278円
・12月1日〜12月4日(4日間)
1日2.6ml、1瓶で約3.4回分
5,529円×4日=22,116円
GS投与費用合計 332,366円
検査費用等
①FIP発症後の検査費用等
9/11 症状に気付き受診
9/11,12 血液検査や延命治療を行いました。
①合計 16,170円
②FIP治療開始からの治療費
9月12日~10月8日の医療費
点滴 1,980円×10日+1,870=21,670円
クラミジア治療薬 3,960円
血液検査費 21,120円
ビタミン注射 3,300円
その他(診療費、カラー購入代) 5,720円
②合計 55,770円
③通院費用(10月9日~10月31日)
点滴 1,980円×9日=17,820円
神経を保護する薬 2,640円
クラミジア治療薬 2,970円
血液検査 20,020円
再診料 1,650円
③合計 45,100円
④検査費等(11月1日〜)
ビタミン注射/週1回 1,650円×6回=9,900円
血液検査/2週1回 8,470円×3回=25,410円
タンパク分画/月1回 4,400円×2回=8,800円
再診療費/検査毎 550円×6回=3,300円
診断証明書 1,100円
※点滴は体調次第なので回数・金額が分かりません。
④合計 48,510円
⑤経過観察中の検査費等
血液検査/2週1回 8,470円×6回=50,820円
タンパク分画/月1回 4,400円×3回=13,200円
再診療費/検査毎 550円×3回=1,650円
⑤合計 65,670円
検査費用等(①~⑤)合計 231,220円
治療費総合計 563,586円
領収書の枚数が多いため、全て活動報告に載せていきます。
このほかFIP発症以前の治療費でも10万円以上かかっており、自分達だけではFIP治療が継続できません。
自己資金、クラウドファンディング手数料などを考慮して、目標金額を40万とさせて頂きました。
ピノを助けるために、どうか皆様のご支援ご協力をお願い致します。
リターンについて
リターンは治療が終わり、経過観察が終わる3月上旬に準備、発送いたします。
【全額支援コース】
心を込めたお礼のメッセージと、ピノの画像を送らせていただきます。
【支援コース】
心を込めたお礼の手紙、オリジナルハンカチ、オリジナルポーチなどを送らせていただきます。
実施スケジュール
- 2021年9月11日 病気が発覚した日
- 2021年9月12日 治療開始
- 2021年12月4日 治療完了→経過観察開始
- 2022年3月4日 経過観察完了後寛解
- 2022年3月上旬 リターン発送予定
これからピノの様子を投稿していきます。
今までの経過も載っています。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
保護した当初、ピノは背骨や腰骨がゴツゴツしていましたが、最近は体重が増えふっくらしてきました。
首元の毛もフサフサ生えてきて成長を感じます。
体の弱いピノですが、大人に成長し幸せにしてあげたいです。
治療中での再発があったため治療完了後も不安ですが、ピノの生命力を信じて愛情込めてお世話をしたいと思います。
皆様のご支援ご協力を何卒よろしくお願い致します。