プロジェクト本文
はじめまして、生後1歳2ヶ月になる芭蕉(ばしょう)の飼い主です。
2021年7月19日に致死率ほぼ100% 、死の宣告とも言われるFIP(猫伝染性腹膜炎)と診断されました。
かかりつけの動物病院で、「日本の動物医学では現在、安楽死しかない。早くて1週間で亡くなる。」と言われ、泣き崩れそうになりながら芭蕉を抱いて家に帰ったのを覚えています。
「MUTIAN」という薬が、芭蕉の命を助ける希望の光です。
ただ、日本未承認で保険適用外の為、非常に高額で、最低でも150万円は必要と言われました。
薬代は2週間分で約22万円。
芭蕉の命を助けたい一心で貯金もほぼ使い果たし、クレジットカードの限度額もギリギリで再来週からの薬代が払えない状況です。
今私は妊娠10ヶ月、予定日は8月30日の為、数ヶ月間は働く事ができません。
夫の収入だけでは生活するのがやっとで、このままでは治療を続けることもできなくなってしまいます。
どうか、芭蕉を助けてください。
現在、MUTIANの投与で、少しずつですが症状は改善されています。
芭蕉が84日間、MUTIANの投薬ができるよう、ご支援ご協力を何卒宜しくお願い致します。
プロジェクトの目標・実現したいこと
芭蕉にMUTIANで治療を受けさせてあげたいです。
【MUTIANについて】
連続84日間投与しなければ寛解しない可能性があり、再発の恐れがあると言われています。
現在3.8キロに対して、1日のMUTIANの投与量400mg、金額は13,200円かかります。
毎月の血液検査代なども含め、150万円は想定しておいた方がいいと言われました。
【FIPとは】
近年では、「MUTIAN」など治療薬の投与でたくさんの猫が寛解されています。
しかしFIPは「安楽死が望ましい」と動物医学書に記載されているような、死を待つだけの不治の病でした。
予防法も確立されていない、猫にとって最も恐ろしい病気で、発症した場合は亡くなる可能性が非常に高いといわれています。
FIPは、症状によってウェットタイプ、ドライタイプの2つに分けられます。
芭蕉はお腹に腹水が溜まり進行の早いと言われるウェットタイプと診断されました。
〈ウェットタイプ〉
胸膜や腹膜などの内臓を覆う膜に炎症が起きる「胸膜炎」や「腹膜炎」と、血管炎を特徴とします。
これにより、腹水、胸水などが貯留します。
ウェットタイプは進行が速く、診断後2週間〜1ヶ月程度で亡くなることもあります。
〈ドライタイプ〉
いろいろな臓器に肉芽腫を作るのが特徴です。
肝臓に肉芽腫が作られると、肝機能が低下します。
また、ドライタイプは、腎臓に肉芽腫を作ったり、糸球体腎炎を起こしたりすることで、腎機能の低下や腎腫大を引き起こします。
また眼にぶどう膜炎を引き起こすことがあります。
これまでの活動・以前のプロジェクト
【2021年6月頃】
おもちゃで誘っても反応がなく同居猫とも遊ばなくなりました。まだ1歳だけど、もう大人になったのかなと少し寂しく思っていました。急にお腹周りだけふっくらしてきて、元々よく食べる猫だったので、太らせてしまったかな?と思っていました。この時に直ぐに何かおかしいと気づいてあげられていたら…と後悔しています。
↑(左)通常時のお腹(右)腹水が溜まったお腹
【2021年7月15日】
毎日2回排便があるのに、この日から全く排便が無く、ぐったりしていました。かかりつけの獣医さんに診てもらっても便はそんなに溜まっていないと言われ、皮下脂肪に水分の点滴と便秘薬の注射を打ってもらい、便が出やすくなるフードをいただいてその日は帰りました。
【2021年7月16日】
一度だけ通常の3分の1程度の量の排便がありました。この頃からトイレに行く時とクッションに戻る時しか動かなくなりました。今までは同居猫のオヤツも奪って食べていたのに、自分の分すら食べなくなりました。
【2021年7月17日】
これは絶対おかしいと思い、再度獣医さんに診てもらいました。「もしかするとFIPかもしれない。」と言われ、血液検査とエコー検査の為1日日帰り入院をしました。この時はすでに39.8°Cの高熱でした。夕方迎えに行った際、改めてFIPの説明を受けました。動物医学書を見せられ、目に飛び込んできたのは「致死率100%」「安楽死のみ」という文字でした。頭が真っ白になり、泣き崩れそうになるのを必死で堪え、芭蕉を抱いて家に帰り声をあげて泣いたのを覚えています。
血液検査の結果が出るまで「人間の食べ物でもいいから食べさせて」と言われ、愛猫愛犬と生活している人なら『人間より良質なものを』と考えますが、絶対タブーな言葉を言われ、ことの重大さをさらに理解しました。
【2021年7月19日】
血液検査の結果、FIP猫伝染性腹膜炎ウェットタイプと診断されました。先月、FIPを発症した患者の猫が1週間で亡くなったという事。唯一FIPに効果のある「MUTIAN」という薬があるが高額だという事。でも今住んでいる石川県内では取り扱っている動物病院は無いという事を教えてもらいました。
帰宅後、MUTIANを取り扱っている全国の動物病院を調べ、泣きながら電話をかけまくりました。唯一、初診の芭蕉を受け入れてくれたのが、大阪府の長居動物病院でした。
【2021年7月20日】
片道4時間半、鳴き続ける芭蕉を連れ大阪府の長居動物病院に向かいました。到着する頃には鳴き続けた芭蕉の声は枯れ果てていました。
長居動物病院でも診断結果はFIPでした。詳しい説明を受け、薬を処方してもらいこの日からMUTIANの投薬が始まりました。
【2021年7月20日】
処方は2週間に一回です。初回のこの日はMUTIAN代184,800円、診察料等、合計191,950円
【2021年7月28日】
2週間分のMUTIAN代209,440円、処方料等、合計215,765円
ご支援金の使い道
ご支援頂いたお金は、全て芭蕉のお薬代と治療費に使わせて頂きます。
〈MUTIAN代〉
【1〜14日目】13,200円×14日=184,800円
【15〜29日目】14,960円×14日=209,440円
【30〜44日目】14,960円×14日=209,440円
【45〜59日目】16,720円×14日=234,080円
【60〜74日目】16,720円×14日=234,080円
【75〜84日目】18,480円×9日=166,320円
処方料5,500円×6回=33,000円
合計1,271,160円
(体重が+0.2kg増量で+50mgの投薬が必要。改善により、これから食欲が戻る事を想定して計算しています。)
〈検査料、手数料〉
毎週の診察料 770円×12回=9,240円
月1回血液検査 24,660円×3回=73,980円
あにファン手数料10%
合計233,220円
総合計1,504,380円
これらを考慮した上、1,500,000円を目標とさせていただきました。
リターンについて
ご支援頂いた皆様へ、感謝のメールを送らさせていただくと共に、ささやかながらではありますがお礼の品を送らさせて頂きます。
※万が一、新型コロナウイルスの影響によりリターンの延期や遅延をしてしまう場合は、その都度報告させて頂きます。
実施スケジュール
2021年7月20日 mutian投与開始
2021年8月9日 1ヶ月検診
2021年9月9日 2ヶ月検診
2021年10月6日 78〜80日検診
2021年10月11日 mutian投与終了予定
2021年11月11日 投与終了後1ヶ月検診
2022年1月11日 投与終了後3ヶ月検診
2022年4月11日 投与終了後6ヶ月検診
2021年11月より順次返礼品発送予定
芭蕉の毎日の体調と、プロジェクトの経過をインスタグラムで報告致します。
https://instagram.com/boku_basho?r=nametag
おわりに
芭蕉は今、辛い病気と懸命に闘っています。
私はこの小さな命をどうしても見捨てる事ができません。
どうか、ご支援ご協力を何卒宜しくお願い致します。