プロジェクト本文
福岡県在住の廣川と申します。まちづくり関係の仕事をしています。
昨年4月にサラリーマン生活を終え、折しもコロナ禍で在宅生活が続く中、今年4月に縁あってロシアンブルーの子猫と出会い一緒に生活を始めました。
しかし5月の後半になってフラつきながら歩き始め、やがて動けなくなってしまい、動物病院で色々検査をしていただくと2次診断でFIPに発病していることがわかりました。
動物病院では、現在この病気に対する治療方法はなく安楽死を選ぶことも勧められました。
その後ネット上で調べたところ、未承認薬MUTIANを投与する方法があることを知り、すぐに購入し投与をはじめ、現在は症状が良くなってきました。
MUTIANは非常に高額です。
投薬は12週間続けることが必要であり、投薬量は症状と体重に合わせていくので、最終的に100万円を超えることになります。
将来的にはこの様な治療方法がもっと安価にどこの動物病院でも受けられる様になることを願うばかりです。
しかし現在はMUTIANに頼るしかなく、経済的な負担を考えこのプロジェクトを立ち上げた次第です。
愛猫Qの治療に皆様のお力をお貸し下さい。
もくじ
プロジェクトの目標・実現したいこと
このプロジェクトを通して、Qに必要な未承認薬MUTIANによる治療を行います。
・目標金額 100万円
・全額治療薬MUTIANの購入費に充てます。
MUTIANの代金は、100mgあたり2500円(税抜き)です。
症状や体重の増加に合わせて投与していきますが、Qの場合FIP中後期で通常の2倍投与となり、以下の通りの費用がかかります。
1~2週目 体重1.5kg薬の量 350mg/日 費用(税込)134,750円
3~4週目(現在) 体重2.0kg 薬の量 400mg/日 費用(税込)154,000円
5~6週目 体重2.3kg 薬の量 450mg/日 費用(税込)173,250円
7~8週目 体重2.6kg 薬の量 500mg/日 費用(税込)192,500円
9~10週目 体重2.9kg 薬の量 550mg/日 費用(税込)211,750円
11~12週目 体重3.2kg 薬の量 600mg/日 費用(税込)231,000円
合計すると、12週間のMUTIANの費用は、1,097,250円になります。
このほかの検査や緩和治療費にはペット保険が適用されますが、MUTIANは保険適用外となります。
保険限度額外の費用や300キロほど離れた協力病院への交通費を合算すると、治療費総額は120万円ほどの額になりますが、そのうちの100万円を目標額に設定させていただきます。
このプロジェクトを立ち上げた理由
Qが発病した難病FIPについてご説明します。
・FIP・猫伝染性腹膜炎について
FIPは、多くは1歳未満の子猫で発症します。
動物病院での診断でも確定することが難しく、効果的な治療法や予防法がないのが現状です。
発症した場合は、進行が速く1ヶ月以内には死亡するケースが殆どです。
症状
FIPは猫の体内にある猫腸コロナウイルスが変異して強毒化し、発熱・沈鬱・食欲不振・黄疸・腹水などの症状を起こします。
FIPには、内臓を覆う膜などに炎症を起こし、腹水や胸水が溜まっていくウエットタイプと、色々な臓器に肉芽腫を作り機能低下を引き起こすドライタイプとがあります。
Qの場合は、脳内にFIPによる炎症を起こし脳脊髄液が溜まり脳を圧迫した結果、フラつき始め、最終的に動けない状態になっていました。ドライタイプの中後期と診断されました。
治療法
FIPのワクチンは、まだ日本にはありません。海外にはあるそうですが有効性は確立していない様です。
また、現時点では日本の動物病院で有効な治療は受けられません。
症状を緩和するためのステロイド系の投薬などは行っていただけますが、ほとんど死を待つだけの状況であるのが実態です。
現在、日本では未承認の治療薬がいくつかある様ですが、もっとも有効性が高い方法は海外製のMUTIANを投与することとされています。
・MUTIANについて
QがFIPであることが分かり、進行が速く何かできることはないかと徹夜で情報を集めました。
その中で2019年頃から日本でも普及してきたMUTIANという海外の未承認薬が多くの子猫を救ってきたことを知りました。
MUTIANは症状や体重に応じて決められた量を12週間毎日投与する必要があります。
未承認なので自己責任で購入し、協力病院に相談しながら投薬をしています。
現在は3週間目になりますが、症状も良くなり食欲も旺盛で、体重も投薬開始から500グラム増の2.1キロとなりました。
これまでの活動・以前のプロジェクト
Qの発病からの経緯は以下の通りです。
・5月下旬
フラつきながら歩く症状が見られる。次第に眠っている時間が長くなり、走ったりジャンプすることがなくなってくる。
・5月28日
かかりつけの動物病院で血液検査、エコー検査を行うも確定できるような病気が見つからず、点滴と抗生物質・ステロイド系の投薬を行う。
・5月28日〜6月4日
連日病院で点滴やステロイド系の投薬を行う。幾分症状が良くなる時もあったが、徐々に動けなくなってきて自力でトイレにも行けなくなる。
・6月6日
他の病院で2次診断を受ける。M R I検査で脳内に水が溜まっており神経障害を起こしており、原因はFIPドライタイプによるものと診断される。
・6月7日
FIPの情報を調べる。いくつかの治療方法のうち、MUTIANの効果が高いことを知る。直ぐに購入を決め、協力病院に相談。とりあえず、1か月分を取得し投与を始める。
・6月8日
朝、Qがフラつきながらも自力でトイレに行く。目の表情が生き生きとしてくる。
・6月9日〜
次第に元気に歩き始め、3日目から走ったり遊んだりし始める。食欲も旺盛となり、2週間ほどで1.5キロから2.0キロに増加する。
・6月22日
経過観察用の2週間後の血液検査を行う。各数値に改善が見られる。
投薬開始後3週間目となりますが、現在のところ順調に回復している様です。
今後定期的に血液検査を行い、投薬12週間後は再発がないか経過観察を行っていきます。
今後のスケジュールについては以下の通りです。
2021年6月7日 MUTIAN投与開始
2021年7月中旬 クラウドファンディング開始
2021年8月29日 MUTIAN投与終了
2021年8月 クラウドファンディング終了
2021年9・10月 御礼リターン制作・発送
御礼・リターンについて
感謝の気持ちを込めて、
・Qの経過報告
・お礼のメッセージ
・Qの写真
・Qの動画
・Qのイラストを使ったオリジナルグッズ
を投薬が終わり次第、お送り致します。
最後に・Qについて
Qは2021年1月26日生まれの、ロシアンブルーのオスです。
性格は犬のように人懐っこく、名前を呼ぶと寄ってきたり膝の上に乗ってきたりします。
花や緑の中にいることも大好きです。
私は5年前に長年飼ってきた黒ラブをなくし、自分の年齢的にQが最後のペットと思っており、大切に育てていくつもりです。
難しい病気に罹ってしまいましたが、皆様のお力をお借りし、何とか最善の方法を尽くしていきたいと思います。
お力添えをよろしくお願いいたします。