プロジェクト本文
初めまして。クリハラルナと申します。
現在10ヶ月のオス猫アメ治郎と暮らしている、奈良のハンドメイド作家です。
愛猫である『アメ治郎』が致死率99%以上と言われる猫伝染性腹膜炎『FIP』に罹ってしまいました。治療には『ムティアン』という海外の薬が有効であるということを知りましたが、その薬はまだ日本では認可されていないためとても高額で、ギリギリまで借金をしてもまかなえません。
FIPはとても進行の早い病気で、発症し投薬しない場合、平均の生存期間は9日ほどと言われています。本来なら飼い主が1人で責任を持ち、すべてを補うべきなのですがどうか皆様のお力を貸していただけないでしょうか。
プロジェクトをやろうと思った理由
異変・病気の発覚
来た時から大食いの下痢がちでしたが
元気いっぱいで夜は毎日深夜の運動会をしていました。
ですが、そんなアメ治郎が突然2021/01/08朝に急に元気が無くなり、餌もほとんど食べてないのに、お腹がパンパンに膨らんで布団でじっとしていました。家族は「便秘じゃない?獣医さんに診てもらおう」と軽い感じで近くの動物病院に連れて行ったところ
「FIPですね。余命1ヶ月です…」と言われました。突然の余命宣告に家族全員で泣きました…とても受け入れれませんでした…
アメ治郎はまだ10ヶ月です。まだ1年も生きてません。それなのに誕生日を迎える前に死んでしまうなんて…絶望感が凄かったです。
最初の病院のアメ治郎
次の日(1月9日)、朝すぐに有名な大きい動物病院に連れていき血液検査とエコーの検査など全身調べたら黄疸と貧血と発熱が見られ、腹水がかなり溜まっている事が発覚しました。腹水を抜いたら600ミリリットルありました…
(この時はまだ腹水を抜いてはいけないと知りませんでした)
また、腹腔内にリンパ節が肥大化しており危ない状態でした。
そして医者に「猫コロナ感染を判定するためにPCR検査もしますが、FIPでまず間違いないです 」と言われ、「再来週の月曜日にFIPの陰性か陽性かがわかりますが、この病気の平均余命は9日です」と宣告されました。
突然の事で思考が追いつかず、ショックで号泣しましたが、PCR検査の結果が出るまで「違う病気かもしれない、そうであってくれ」とFIPでないことを祈りながら、しかしもしFIPならすぐに投薬を開始しないと死んでしまうため、別の日大阪の病院でムティアンを購入しました。ムティアンを与えながら月曜日を待って居ました…陰性であってくれと願いながら。しかしその祈りも虚しく、月曜日より2日早く1月16日に動物病院から電話で「FIP陽性です」と言われました。泣きました。
陽性の用紙…
FIP(猫伝染性腹膜炎)とは、こんな病気です。
①致死率は100%に近い。
②病気の進行がとても早く、平均9日で亡くなる。
③腹水や胸水が溜まるウエットタイプ、溜まらないドライタイプがある(アメ治郎はウエット)
④ほとんどの猫が猫コロナウイルスを持っているが何かの原因で突然変異を引き起こし発症する。
⑤変異したウイルスが元に戻る事はない。
獣医さんの説明によるとアメリカなどではFIPを発症した猫はすぐ安楽死をさせるようです…FIPはそれほど恐ろしい病気です。
ですがムティアンという新薬があり。致死率100%とまで言われるFIPですがムティアンを84日、決まった時間にあげ続けると、生存率が80%くらいになるそうです。
ティアンは日本では未認証の薬で、かつ非常に高額です。体重1キロに100ミリのムティアンを与えますが、1カプセル3300円ぐらいします。アメ治郎は1日5カプセル分飲まなくてはいけません。また治療をしていくにあたって必要となってくる血液検査やエコーの費用も結構な額がかかります。実際に健診費用とムティアン処方代金で既に12万円以上かかってます…(書いてる16日現在)
追記
100ミリ2500円の処方の所を見つけてムティアンが6錠になり大阪の医師にも通販してもらい現在35万円かかってます(26日現在)
アメ治郎はウエットタイプで新薬の量は1番マシな値段(ドライだと2倍する)ですがFIPの治療費は、私達の想像を遥かに超える金額です…
医者には最低140万かかると言われました。
検査費用、交通費等を全て自己負担出来ても、我が家にはムティアンの分まで全額払うのは経済的にとても厳しい状況です…
両親の喫茶店もコロナ不況でいつ店を閉めるかわからない状態で、治療費を捻出するのは難しいです。
厳しい現実を目の当たりにし、絶望する中
親友が教えてくれたのが「クラウドファンディング」でした。そしてクラウドファンディングの事を調べてみると、アメ治郎と同じような子がたくさんいる事を知り、クラウドファンディングを使えばアメ治郎を助けられるかもしれない!!と思い今回立ち上げました。
幸い投薬を始めて少し元気を取り戻しはじめたので、今ならまだ間に合う状況です。
血液検査
カルテの写し
なぜか「アメ治郎様」できられた領収書
領収書2
領収書3
領収書4
(郵送で送ってくれた大阪の病院は領収書くれませんでした…すみません)
可愛い愛猫のアメ治郎を見ていると、救えるかもしれない命を目の前にすると、諦める事ができません。腹水でパンパンのお腹で一生懸命ちゅ〜る(ちゅ〜る以外食べれない)を食べてる姿を見ると、「アメ治郎を死なせたくない」という気持ちが溢れてきます。布団でぐったりとしたアメ治郎を撫でると嬉しそうに喉をゴロゴロ鳴らすのを見て「この子の命を無駄には出来ない」という思いでいっぱいになります。希望を沢山持ってうちに来た小さな命を、どうにか救いたいです。
どうか皆さんの力を貸して頂けないでしょうか。
資金の使い道
私の貯金と借金出来た金額を抜いた治療費80万円は全て
アメ治郎の治療費に充てさせていただきます。
リターンについて
すべてのリターンにおきまして、「活動報告」機能を使った(通院の頻度によりますが)活動報告をさせていただきます。
また他に何か自分で出来ることは無いかと考え、誠意を込めてハンドメイドで作るアメ治郎グッズをお送りさせていただきます。
まだ現物はございませんが、支援していただいた額に応じていくつかご用意するつもりです。
すぐにお届け…というわけにはいかないのですが、治療後すぐ作りますので、どうかアメ治郎の手助けをしていただけないでしょうか。
最後に
アメ治郎は無料でやってきた子です。
というのも、2年前にペットショップで買った立ち耳スコティッシフォールドを動物病院で診てもらうと、獣医さんから「背骨に強い奇形があり、この子は長く持ちません」と言われました。先天性の症状だったので、ペットショップに診断書をもって行くよう獣医さんに言われて、ペットショップの保証でうちにきたのがアメ治郎でした。ちなみに背骨奇形猫ちゃんは治療の甲斐があり、現在も元気に生きてます!この子も大切な家族です。
アメ治郎はお迎えしてからすぐに家族にゴロゴロなつき、オモチャで遊び、ご飯は大食い、夜は運動会を始める元気っ子でした。
今回このクラウドファンディングをするにあたり「借金しても足りないと言う私のエゴでお金を募ることをしても良いのか?」「責任を持って最後まで私だけで世話をするべきなのでは?」という葛藤はありました。
ですが、こうして変な経緯ですが巡り合って、一緒に暮らすことが出来てるアメ治郎と今お別れをしたくない。寿命で亡くなる事はあっても、病気で殺すことはしたくない。
わたしの大事な家族を守るために、どうか皆様お力を貸していただけないでしょうか。