プロジェクト本文
はじめまして。ひじきとそぼろの飼い主の中山と申します。
2021年9月末子猫3兄妹の末っ子『ひじき』が、11月末に姉の『そぼろ』が猫伝染性腹膜炎(FIP)と診断されました。
致死率約99.9%と言われている病気で、治療に必要な薬は日本で未承認の為、非常に高額です。
ひじきがFIPの可能性が高いと診断を受けた時にはもう余命は短くて1週間と言われ、一刻も早く投薬を始めないといけない状況だった為、すでに治療を開始しております。
そしてさらにそぼろがFIPを発症、ひじきはFIP以外にも肺水腫を併発し、心筋症の疑いもあると診断されました。
『ひじき』のFIP治療に約30万円、FIP以外の治療費約10万円
『そぼろ』の治療費に約50万円、FIP以外の治療費約20万円かかります。
2匹の治療費を合わせると約110万円にもなってしまい、自分たちの力で賄うことができません。
まだ生まれて4ヶ月のひじきとそぼろ。
これからもっといろいろな楽しいこと、美味しいもの、たくさんの経験を共にし、一緒に生きていきたいです。
どうか皆様のご支援・ご協力をお願い致します。
プロジェクトの目標・実現したいこと
ひじき・そぼろのFIPを寛解させて、これからも共に生きていきたいです。
ひじきはFIPウェットタイプ、そぼろはFIP混合タイプと診断されました。
FIPの薬は84日間、毎日同じ時間に投薬しないといけません。
FIPを寛解するために必要な薬代や検査代等、FIP以外に併発している病気の治療費を合わせると、2匹合計で約110万円かかる見込みです。
私自身も昼間の仕事以外に、毎日の早朝バイト、休日に夜勤のバイトをしておりますが、それでも今の経済力では、ひじき・そぼろの治療を継続できない状態です。
生まれてすぐにFIPが発覚したことで、ずっと元気がなかったひじき。
FIPが引き起こした通過障害や、脱腸で現在も元気がないそぼろ。
投薬を始めたことで元気になり、ひじきの本来の姿を見れて、本当はこんなにも元気でやんちゃで甘えん坊な子なんだと最近になって知ることができました。
ひじきがFIPにかかり元気がないとき、そぼろが心配そうにそばに寄り添っているときもあり、ひじきの薬が効いてきて元気に2匹で遊べるようになった矢先に、今度はそぼろがFIPになりました。
まだまだ2匹の知らないことを知っていきたい、もっと幸せにしてあげたい。
ひじきとそぼろが元気に遊んでいるところをもう一度見たい。そして一緒に成長していきたいです。
これまでの活動(ひじき)
●2021年9月中旬
ひじきが大きくなってきて、他の子猫たちも遊ぶことが多くなってきた時期、ひじきだけがずっと寝ている日が続きました。
そのときは〝大人しい子なのかな〝としか思わず、しばらく様子を見ていました。
●2021年9月21日
お腹が膨れていることに気づき、呼吸も速かったので、これは普通じゃないと思い病院に連れていきました。
そのときにFIPの可能性が高いと診断され、腹水を採取しようとしましたが、子猫に対して針が大きすぎて、万が一暴れたときに他の臓器に刺さってしまう恐れがあり、採取できませんでした。
●2021年9月26日
かかりつけの動物病院からの紹介で、FIPに詳しい獣医さんがいると聞いて、FIP治療薬を取り扱う病院の先生に往診に来てもらいました。
症状や状態を見て、FIPの可能性が高い為、今すぐに治療をしなければ1週間も持たないと言われてしまいました。
この日はspark auraの皮下注射とNMNというサプリメントを投薬して頂きました。
●2021年10月1日
投薬5日目、再びひじきの呼吸が速く、ぐったりしていて明らかに様子がおかしかったので、すぐにFIP治療薬を取り扱う病院から先生に来てもらいました。
子猫だった為、
・薬の量が多かった
・腎臓が元々悪かった
などの可能性があるものの、原因の特定はできず、なぜ体調を崩してしまったかは分からないとの事でした。
ひとまず体に入れた薬を薄めるために初めての点滴をして、ひじきは痛みとパニックから意識を失ってしまい、危ない状況が続きました。
●2021年10月2日
お昼くらいからまた体調が悪化してしまいました。
今までにないくらい辛そうにしていたひじきを見て、かかりつけ医にすぐに電話し、緊急対応で病院に連れて行きました。
酸素室に数時間入ると呼吸も落ち着き、元気な表情を見せてくれました。
エコーやレントゲンで診てもらった結果「肺水腫」だと診断され、通常よりも心臓が大きいことから「心筋症」の疑いもあると言われました。
ひじきに少しでも楽にいて欲しいという思いから、酸素室で腹水や胸水を抜くために利尿剤を投与してもらいながら数日間入院させることを決断しました。
酸素室で落ち着いた表情を見せるひじき
●2021年10月9日
ひじきの体調も落ち着いてきたということで退院し、自宅で様子をみることになりました。
毎日利尿剤のお薬を飲むことで腹水や胸水を排出しました。
●2021年10月12日
入院中に行った腎臓の血液検査の結果が返ってきました。
腎臓が悪ければFIPの治療はできないと言われていましたが、腎臓の数値に問題はありませんでした。
これまでの活動(そぼろ)
●2021年11月上旬
そぼろのおしりから無臭無色透明の液体が出るようになったが元気も食欲もあったので少し様子を見ることにしました。
●2021年11月10日
ひじきがFIP治療薬取り扱い病院の先生にそぼろの症状を説明し、相談したところ、食欲・元気があり、軟便・下痢がなければ、一日から半日絶食してビオフェルミンをあげてみるといいと聞き、言われた通りにして様子を見てみました。
●2021年11月13日
状態が良くならず、うんちをしなくなり、元気もなくなってきて、これはおかしいと思いかかりつけの病院に連れて行きました。
その日は、エコーの検査をしてもらい、うんちが溜まっている為、腸が炎症を起こしていて、うんちが通る道が狭くなっていると言われました。
便を緩くする薬を一週間分処方してもらい、この日からエリザベスカラーをつける生活が始まりました。
●2021年11月15日
13日に処方してもらった薬を投薬しても、改善している様子が見られず、脱腸が酷くなった為、次回の予約を待たずして急遽かかりつけの病院に連れていきました。
この日は脱腸したところを中にしまってもらい、前よりも少し強めの便を柔らかくする薬を処方してもらいました。
できれば入院してほしいと言われ、その時はひじきのFIPの治療費にお金がかかっていたため、入院費を払うことができないと判断し、毎日通院することになりました。
●2021年11月16日(毎日通院1日目)
この日もエコー検査をしてもらい、腸が今までとは比べ物にならないくらい腫れていて、うんちが出ていないことからトリコモナスが繁殖していることがわかりました。
ひとまず脱腸はそのままにしておくのは良くない為、中にしまって肛門を軽く縫ってもらいました。
この数日間で改善している様子が見られないのと、エコーを見て腸重積になっている可能性があり、もし腸重積であれば手術をしてその部分を切除しなければならないと言われました。
そして、もし腸重積なら今まで飲んでいた薬はよくない為、再び別の便を緩くするシロップの薬と、トリコモナスの薬を処方してもらいました。
この日から毎日、皮下補液とステロイドを打っています。
※腸重積とは、腸の一部が内側にめくれ、隣り合う部分の内部に入り込んでしまった状態を言います。
●2021年11月17日(毎日通院2日目)
やはりこの日もエコー検査してもらい、改善している様子がありませんでした。
・このまま様子を見続けると腸が破裂し、最悪死に至る可能性があること
・もし重積していたら一刻もはやく切除しないといけないこと
・生後4か月の子猫に全身麻酔をすること自体がかなりのリスクがあること
手術をするにも、しないにもリスクが高いことの説明を受けました。
●2021年11月18日(毎日通院3日目)
この日、先生と話し合った結果、そぼろの緊急手術を行って頂くことになりました。
手術の内容は【試験開腹】といって、お腹を切ってからどのような手術をするかを決めることです。
・もし腸が重積していたら、切除し縫い合わせる手術
・もし腸が重積しておらず、炎症を起こしていただけであれば、一旦お腹を閉じて再び内科治療を行う
その2択でした。
無事手術を終え、目を覚ましてくれました。
腸は重積していなかったのですが、腸にリンパ腫と思われるもの、そして少しですが腹水があったとのことで、どっちも採取し検査に出しました。
このことからそぼろもFIPの可能性が高いと言われました。
この日から一週間の入院生活が始まりました。
●2021年11月19日
FIP治療薬取り扱い病院の先生に手術したこと等をお伝えし、ひじきの時と同様、結果を待つより先に投薬を始めた方がいいとのことで、この日からsparkauraと、NMNの投薬を開始しました。
初日のみNMNを2錠投薬しました。
●2021年11月24日
FIPの検査結果が返ってきました。
FIP混合タイプでした。
●2021年11月26日
この日無事退院しました。
薬のおかげで腸の炎症も治まってきていると説明を受けました。
脱腸していたところの肛門の抜糸もしてもらいましたが、この日家に帰ってすぐ脱腸してしまいました。
この日以降も定期的に通院しています。
ご支援金の使い道
皆様よりご支援頂いた支援金は全て、ひじき・そぼろの治療費に充てさせて頂きます。
薬(SPARKAURA・NMN)の1日当たりの投与量は、体重に比例して増えます。
3mg,6mg,9mgの錠剤(3mgあたり900円)があり、FIP初期~中期は体重1kgあたり6〜8mg、後期は10mgです。
ひじきは体重1kgあたり8mg、そぼろは体重1kgあたり10mg投与しています。
●ひじきの治療費
・SPARKAURA
◎9月26日〜11月2日(体重700g〜1.13kg)
9mg(2,700円)×38日=102,600円
◎11月3日〜11月21日(体重 1.13kg〜1.5kg)
12mg(3,600円)×19日=68,400円
◎11月22日〜12月18日(体重 1.5kg〜1.86kgと想定)
15mg(4,500円)×27日=121,500円
・NMN
1錠150円 84日間で12,600円
・検査費・診察費・入院費など
投薬期間中の検査・その他通院費(12/3現在)49,840円
入院費 27,016円
ひじきの治療費合計 381,986円
●そぼろの治療費
・SPARKAURA
◎11月19日〜12月14日(体重1.2kg〜1.80kg)
15mg(4,500円)×26日=117,000円
◎12月15日〜1月2日(体重1.80kg〜2.25kg)
18mg(5,400円)×19日=102,600円
◎1月3日〜2月10日(体重2.25kg〜2.64kg)
21mg(6,300円)×39日=245,700円
・NMN
1錠150円 84日間(初日のみ2錠)で12,750円
・検査費・診察費・入院費など
投薬期間中の検査・その他通院費(12/3現在)25,671円
手術・入院費 179,454円
そぼろの治療費合計 683,175円
2匹の治療費合計1,065,161円のうち、どうしても捻出できない金額に、あにファン手数料・リターン製作費を加味して60万円を目標金額に設定させていただきました。
どうか、ご支援・ご協力をお願い致します。
実施スケジュール
●ひじきのスケジュール
・2021年9月26日 投薬スタート
・2021年12月18日 投薬終了
・経過観察期間を経て『寛解』まで
●そぼろのスケジュール
・2021/11/19 投薬スタート
・2021/2/10 投薬終了
・経過観察期間を経て『寛解』まで
●プロジェクトのスケジュール
・2021年12月 プロジェクトスタート
・2022年1月 プロジェクト終了
・2022年2月下旬~3月中旬リターン発送予定
※治療経過は各SNSにてご報告します
Twitter → fip_hijiki0718
Instagram → hijiki0718
TikTok→hijiki0718
TikTokURL→https://vt.tiktok.com/ZSeDSeHQn/
おわりに
ひじきがFIPだと診断された時、そんな高額な治療はできないと一度は諦めました。
そしてそぼろFIPだと診断された時は頭の中が真っ白になりました。
でもどれだけ辛くてもひじきもそぼろも、しっかりとご飯を食べ、生きることを諦めていませんでした。
飼い主が諦めてはいけないと思い、治療することに決めました。
現在、ひじき・そぼろともにFIPを治療中、さらにFIP以外でも高額な治療費がかかってきます。
どうしても助けてあげたいです。
しかし、私だけの経済力では、助けてあげられません。
皆様のご支援・ご協力のほど、心よりお願い申し上げます。
※個人的な判断と自己責任の上で、ひじき・そぼろにとって投与が必要と考えていますが、FIPを発症したすべての猫に当該未承認薬が有効であるという趣旨ではありません。