プロジェクト本文
初めまして。ねむの飼い主のヤマザキと申します。
2021年8月21日に、初めての猫である、「ねむ」を迎えました。
ねむを迎え入れてからちょうど2週間目の2021年9月4日、猫伝染性腹膜炎(FIP) を患っていると診断されました。
この病気は発症した場合は亡くなる可能性が非常に高く、余命は数日〜長くて2ヶ月と宣告されました。
これまで有効な治療方法はなく、延命治療しか出来ませんでしたが、近年では海外製の「MUTIAN」という薬で助かる可能性があります。
実際にこの薬で寛解し元気に生きている猫ちゃんが沢山います。
しかし、日本では未承認薬である為、保険が効かず、高額な治療費が必要となります。
情けない話ですが、自分では、どうしても全額を賄えません。
ねむはまだ生後4ヶ月のスコティッシュストレートで、本来であれば平均寿命は10〜13歳です。
この病気を克服出来れば、あと10以上年生きられるかも知れません。
まだ生まれて半年も経っていないねむを失うなど、考えたくありません。 もっとずっと一緒にいたいです。
治療を続けるために、ご支援ご協力を、何卒お願い致します。
病気と治療の詳細
MUTIANの投与により、ねむを寛解まで治療したいです。
ねむは家に来てたった2週間でFIPになり、ぐったりと寝てばかりで、与えたご飯を一度も完食出来たことすらありませんでした。
しかし、MUTIANの投薬を始め、少しずつ元気になり、食欲も出て、子猫らしく遊び回ることが出来るようになりました。
これから先も猫らしい一生を送って欲しいです。 そして、ずっとそばにいたいです。
こんなに早く別れるなど、考えたくありません…。
寛解まで治療するには、体重に応じてMUTIANを84日間、24時間おきに投与する必要があります。
84日間の薬代が約47万円、定期検診や検査費用などを含めると治療費が総額65万円かかる見込みです。
しかしながら、私自身はまだ20代前半の派遣社員であり、婚約者はコロナウイルスの影響で給与が減り、治療費の全額を工面することがどうしても出来ません。
途方に暮れている中、クラウドファンディングでご支援を募り、投薬を続け寛解し、今も元気に暮らしている猫ちゃん達の存在を知りました。
寛解まで投薬を続けられるよう、どうか皆様の暖かいご支援をお願い致します。
●猫伝染性腹膜炎(FIP)とは
多くは1歳未満の子猫で発症します。
原因となるのは、「猫伝染性腹膜炎ウイルス」というウイルスで、「猫腸コロナウイルス」が変異を起こして強毒化したものです。発症は、2種類のタイプが存在します。
・ウェットタイプ
ウェットタイプは、胸膜や腹膜などの内臓を覆う膜に炎症が起きる「胸膜炎」や「腹膜炎」と、血管炎を特徴とします。これにより、腹水、胸水、心嚢水、陰嚢水が貯留します。胸水の貯留により、呼吸がしにくく苦しくなることがあります。
ウェットタイプは進行が速く、診断後2週間〜1ヶ月程度で亡くなることもあります。
・ドライタイプ
ドライタイプは、いろいろな臓器に肉芽腫を作るのが特徴です。肝臓に肉芽腫が作られると、肝機能が低下します。腎臓に肉芽腫を作ったり、糸球体腎炎を起こしたりすることで、腎機能の低下や腎腫大を引き起こします。眼にぶどう膜炎を引き起こしたり、脳に炎症を起こし、神経症状を生じさせることもあります。
ねむは進行の早い、ウェットタイプと診断されました。
出来る限り早く対応する必要があった為、既に投薬を開始しています。
寛解まで投薬を続けられるよう、どうか皆様の暖かいご支援をお願い致します。
FIP陽性診断までの体調・通院の履歴
●2021年8月21日
ねむを迎えました。時々咳をするものの、走り回り、じゃれて遊ぶ元気がありました。
●2021年8月24日
激しく咳き込むようになり、近所の病院を初受診しました。この時は喘息を疑われ、気管支を広げる薬を処方されました。後にレントゲンの結果、肺炎を起こしていたことが判明し、現在でも軽い咳の症状があり抗生物質を服用しています。
●2021年9月1日
元々、適正量の1/3程しか食べられなかったのですが、更に食が細くなり、少量を舐めるのみになり、便通も減りました。画像のように、お腹が膨れ柔らかくなってきました。
●2021年9月3日
お腹が更に膨れ、身幅から大きくはみ出すほどになりました。食事もほとんど摂らなくなり、病院へ連れて行ったところ、FIPの疑いが濃厚であり、余命は数日〜2ヶ月と宣告を受けました。
●2021年9月4日
血液検査を実施し、FIPで間違いないと宣告されました。PCR検査は外部機関に依頼し、ステロイド、インターフェロン、抗生物質等を投与しました。下痢が始まりました。
エコーの為剃毛しました。皮膚が千切れそうなほど腹水が溜まってしまっています。
●2021年9月5日
MUTIAN協力病院を受診しました。最低限の検査を再び行うも、やはりFIPで間違い無いと診断を受けました。下痢をしていた為、MUTIANと整腸剤を処方されました。
●2021年9月13日
FIPの陽性診断が出て、書類を受けとりました。
今後は2週間毎に定期検査とMUTIANの追加購入を行なっていきます。
ご支援金の使い道・金額の概算
ご支援頂いたお金は、全額ねむのお薬代に充てさせて頂きます。
薬代を概算すると、以下のように費用がかかります。
●投薬量の目安と価格
体重1kgごとに100mg(2,400円)
※50mgのカプセルは1,400円
●1〜7日目 26,600円
ねむは腹水を含め、現在1.35kgの為、最初の7日間は150mg/3,800円を投与します。
●8〜37日目 144,000円
200mg/4,800円×30日
※今後体重が回復し、平均体重の2kgになったと仮定
●38〜74日目 229,400円
250mg/6,200円×37日
※更に順調に成長し、平均体重の2.5kgになったと仮定
●75〜84日目 72,000円
300mg/7,200円×10日
※最後の10日、順調に成長し、平均体重の3kgになったと仮定
投薬費用合計 472,000円
上記に加え、
・2週間に一度の定期検査費用等
・吐き戻しや破損に備えた予備薬
・これまでにかかりつけ医院での検査費用が52,763円
※保険適用により実費負担27,763円
などが追加され、投薬終了までに治療費が合計でおよそ650,000円前後かかる見込みです。
この中から自己資金とあにファン手数料10%を考慮して、420,000円を目標金額とさせていただきました。
84日間の投薬を続け、ねむの命をなんとしても守りたいです。
どうか皆様のご支援をお願い致します。
リターンについて
心ばかりで恐縮ですが、ご支援頂いた金額に応じて、心を込めたお礼のメール、ねむの可愛い画像、オリジナルグッズ等を送付させて頂きます。
また、ご支援頂きます度に、活動報告にイニシャル入りのオリジナル画像+お礼を掲載させて頂きます。
ねむの経過は随時、下記Twitterにてご報告致します。
@nemu__0518
実施スケジュール
- 2021年9月4日 余命宣告
- 2021年9月5日 MUTIAN協力病院受診、投薬開始
- 2021年11月30日 84日間の投薬終了
- その後経過観察期間を経て、体調に問題がなければ寛解・治療終了
- 2022年1月下旬 リターン発送予定
おわりに
ねむは家に来てくれてから、たくさん好きなものを見つけました。
ピンポン球、クラゲの猫じゃらし、白いブランケット、ハンモック…まだまだ好きなものを見つけてあげたいです。
おでこと頬を撫でられるのが好きで、仕事の帰宅後と朝起きた後は必ずゴロゴロと喉を鳴らしながら「撫でて」と擦り寄ってきます。
ねむはとても優しくて、余命宣告を受けた頃、高熱を出し、お腹が膨れ呼吸が早くなり、かなり辛いはずなのに、ひたすら泣き続ける私を心配して寄ってきて、顔をじっと覗き込んでくれました。
人懐こく、病院の先生に名前を呼ばれると、お鼻をくっつけて挨拶するような可愛い子です。
最近は、赤ちゃん時代の柔らかく白いヒゲが、少しずつ黒く硬くなってきました。
少しずつ成長しているねむを、絶対に大人にしてあげたいです。
大きくなったねむとこの先も一緒にいたいです。
ねむを救う為に、暖かいご支援ご協力を、何卒宜しくお願い致します。