プロジェクト本文
初めまして。ナミヲの飼い主です。
2021年6月10日ナミヲが猫伝染性腹膜炎(FIP)と診断されました。
つい最近までこの病気は99.9%助からない難病と言われておりました。
しかし、 MUTIANという海外の薬が開発されており、この薬を投与すれば寛解する確率が各段に上がると聞いております。
ただMUTIANは最低でも連続84日間、同じ時間に投与し続ける必要があるのと、現在の日本では未承認であるため、値段が高額であり、ナミヲの場合薬代だけでも約100万〜130万かかる見込みです。
本来でありましたら飼い主が総力を尽くし全額払うべきだとは思っております。
ですがお恥ずかしながら現在、飼い主である私は、妊娠8か月でちょうど84日間の投薬が終わる日が私の出産予定日となっているため、今から働くこともできません。
夫の収入のみでやりくりしなくてはいけない状態で、私たち夫婦にとって約150万はすぐに出せるような金額ではありませんでした。
ですが、このまま弱っていく姿を想像するだけで涙が出てしまい、後悔しない選択をしたいです。
どうかナミヲの命を助けるために、ご支援、ご協力お願いします。
プロジェクトの目標
クラウドファンディングで集まったお金は、すべてナミヲの治療費に充てさせていただきます。
MUTIANは寛解を目指すために84日間毎日投与しなければいけない薬です。
薬だけで最低でも約99万~150万かかります。(詳しい値段の計算はもくじの資金の使い道を参照ください。)
お恥ずかしながら3か月後に出産を控える身としては躊躇なく出せる金額ではありません。
ですが、このまま弱っていく姿を想像するだけで涙が出てしまい、後悔しない選択をしようと思いMUTIANの投与を決めました。
どうかご支援ご協力お願いします。
ナミヲとの出会い
我々夫婦のことを赤裸々にお話ししますと、結婚してから子供をなかなか授かることができず不妊治療をしておりました。
不妊治療をしてもなかなか授からず焦りからストレスを感じていた時夫から、「猫を飼ってみないか。」という提案がありました。
もともと夫婦共々、大の猫好きで猫を飼いたいという話は結婚前からしていましたが、不妊治療を始めたことをきっかけに保留にしていたのです。
まさかの提案に驚きつつ、一度は断りましたが、ある日ペットショップの前を通った時についでに猫を見ているとそこに生後3か月のナミヲがいました。私の一目ぼれでした。
しかし命を飼うというのは相当重く“ひとめぼれしたから”その理由だけで飼っていいのか悩みましたが、隣にいた夫もまた、同じ気持ちでした。
そうして私たちはナミヲを飼うことを決めました。
そして妊娠できた今でももちろん、ナミヲは大切な存在で我が子同然に育てております。
FIPが発覚してからとその後
今回FIPが発覚したのは本当に幸運で奇跡だと思います。
5/30
この先私たちに子供が産まれることも考え、今のうちに去勢をしようと思い、お世話になっている動物病院に行きました。
術前検診では体温、と触診だけで終了。
特に熱もなく問題ないといわれ6/10に去勢の予約を入れました。
6/10 去勢の日。
この日に採血,レントゲンを撮り結果次第で去勢手術開始の予定でした。
お昼ごろ病院から携帯に一本の電話があり、電話先で獣医師は「血液の検査の結果がよろしくないです。総蛋白の数値が異常に高くほかの血液検査をみて考えると猫伝染性腹膜炎にかかっている可能性が非常に高いです。」とのことでした。
すぐに病院に行き直接医師の話を聞くと「これにかかると致死率が高く手の施しようがない。残念だけど今の日本では治療がないんです。」と。
そして医師はナミヲに対し「こんなにかわいいのにね。」と・・・。
なんでそんなもう死んじゃうみたいな言い方なんだろう。と疑問に思いながら帰路につきネットでFIPのことを調べると
“致死率99.9%”
“診断から早くて3日、遅くとも三か月で亡くなる”
いやな言葉がたくさん出てきました。
この病気を知らなかった自分の無知さにもいらだちを覚えました。また、ナミヲが1ヶ月ほど前から1日を通して寝ている時間が多くなったことも思い出しました。ご飯やトイレ以外ほとんど寝ているナミヲを見ていても私たちは、よく寝る子としか考えていませんでした。
この時からすでに体調が悪くぐったりしていたのかもしれません。
どうにかして助けられないのか、延命でもいいから治療法はないのか調べてところ日本では未承認のMUTIANにたどり着きました。
ただどこのサイトを開いても100万以上はかかるとのこと。
今の私たちに簡単に出せる金額ではありませんでしたが、症状が何もなく見つかっただけものすごい幸運なんだから、助けなきゃという気持ちが勝ち、家から車で1時間ほどのMUTIANを処方してくれる病院に行くことを決めました。
6/14
その協力病院で再度採血、エコーの検査をしていただいたところ8割方FIPだろうとのこと。
ただ、貧血もなく、食欲もある、元気もある。
腹水や胸水もないことからドライタイプの初期でしょうとのことでした。
ただその時点では100%FIPという診断ではないため、採取した便や血液を外注で詳しい検査を行い結果を見る方法と、とりあえず1週間MUTIANを投与してみて一週間後に再度血液検査し改善していればMUTIANはFIPにしか効かない薬なので診断できると教えていただきました。
そのためMUTIANは6/14から投与開始し、6/20 に再度診察してもらい採血や抗体検査の結果からFIP診断となりました。
資金の使い道
全額ナミヲの治療費に充てさせていただきます。
ナミヲの場合ドライタイプ初期のため通常の1.3倍の薬を投与しないといけません。(130mg/Kg)
ナミヲは現在3.68Kgあるため1日450㎎の薬を投与します。(450㎎=11,880円)
このまま体重が変わらないとすれば11,880円×84日=997,920円最低でもかかります。
また、担当医からはMUTIANは少なくとも体重が1Kgは増加するため体重増加を考えると最高130万はかかる予定になっております。
クラウドファンディングは支援いただける方が信頼してこそだと思いますので通院のたびに活動報告はしていきたいと思っております。
2021年6月14日~投薬開始ししており、2021年9月5日に84日目を迎えます。
また投薬中も獣医師の判断のもと通院し経過を観察していきます。
84日間の投薬が終了しても再発のリスクもあるため、定期検診を行っていきます。
投薬から3か月経過して再発してなければ寛解宣言となるみたいです。
そのため、治療の最終報告は2021年12月5日ごろを予定しております。
リターンについて
全額応援コースにて支援していただいた方には、リターン費用を最小限にし治療に使える分を残すためお礼のメールにしております。
支援コースにてご支援いただいた方は支援金により、お礼の手紙やステッカー、オリジナルマグカップ、などリターン品としております。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ナミヲがFIPではないかと言われたあの日、症状がほとんどなく気づいてあげられなかった悔しさや自分の無力さに痛感いたしました。
まだこの家に来て一年も経っておらずこれから子供も産まれたくさん楽しい思い出を増やしていこうと思った矢先の余命宣告でした。
今の私にはナミヲがいない人生を想像することは不可能です。
皆様のご支援、ご協力お待ちしております。よろしくお願いいたします。